感染予防に!「石鹸」の選び方と使い方

こんにちは。毎日感染予防のために手洗いとうがいを徹底している方も多いと思います。今日は手洗いに使う「石けん」についてお話しします。

 

石けんの手洗い効果はどのくらい?

水だけの手洗いは除菌があまりできませんが、石けんで洗うと格段に違いますよね。これは、石けんのハイブリッドな構造に秘密があることをご存知でしょうか。

 

石けん成分はピン状の分子で、水と簡単に結合する親水性の頭部を持ちます。ところが尾の部分は水には馴染まず、油や脂肪とくっつきやすい性質。実際に水を使って石けんで手を洗うと、肌の上にいる微生物を石けんの分子が囲むのですが、水に馴染まない石けん成分の尾は水を避けようと動き出します。

 

石けん成分は、肌についたウイルスを持ち上げて流す

この尾が水を避けるプロセスの中で、特定の微生物やウイルスの脂肪膜に石けん成分が食い込み、細菌を破壊するといいます。ウイルスやバクテリア、汚れの付着を肌から持ち上げて水と一緒に洗い流してしまうのです。

 

それはまるでバールでこじ開けるような動きで、ウイルスのシステムを不安定にするそう。このように石けんは微生物にとって非常に破壊的な存在で、水で薄めた普通の石けん液一滴でコロナウイルス やC型肝炎を引き起こすウイルス、ヘルペス、エボラ、ジカ、デング熱、腸や気道を攻撃する数多くの細菌を破壊することができるのです。

 

石けんはあくまで予防

ただし、石けんの手洗いはあくまで予防です。骨膜炎や肺炎、下痢、皮膚感染症を引き起こす可能性をもつ細菌は細胞に感染し、脂肪膜に依存しないため、石けんでどうにかできるものではありません。

 

感染予防に役立つ石けんの使い方

石けんは肌の上のウイルスを破壊して洗い流してしまいますから、毎日の手洗いに最適です。ちなみに消毒液は石けんほどの効果は期待できず、微生物を肌から取り除けない場合もあるとか。

 

手洗いのほか、金属やプラスティックなどの除菌にも石けんを活用できます。台所用洗剤でもなんでも石けんならOK。石けん水で濡らして固くしぼった布でドアノブなどを消毒することができます。これは消毒液がなくても大丈夫ということですよね。

 

石けんの選び方

基本的に石けんであればなんでも予防対策に使えるのですが、反面、肌へのダメージがあることもお忘れなく。ここのところ手洗いの回数が増えたため、肌荒れの症状で皮膚科にかかる子供や女性が増えているというニュースもあります。

 

石けんは大きく分けて「石けん素地」と「合成界面活性剤」がありますが、どちらがいいとは一概に言えません。石けん素地は天然の界面活性剤で常在菌と共存する安心なタイプという見方があるものの、洗浄力は強め。子供やドライスキンの場合は、石けん素地でも洗顔用のマイルドタイプなどやさしいものがいいでしょう。

 

同じく合成界面活性剤のハンドソープなども、やさしいタイプのものがありますが洗い過ぎには注意が必要。今は手を洗わないわけにはいきませんから、できるだけ肌に合う適度なやさしさのものを選びたいものです。

 

一方、薬用石けんなどは洗浄力が強く、うるおいを多めに奪うものもありますから、子供やドライスキンの人は普通の石けんのほうがよさそうです。

 

手洗いの後はしっかりと水気をオフ!

そして、手を洗った後は必ず水気をしっかり押さえて手に一滴も残さないことです。これは手荒れをさせない基本のキで、だいたいは水を手に残したままでいるために手荒れします。手荒れした場合は、シンプルなハンドクリームでケアしてくださいね。

 

石けんやハンカチなどの共有はNG

固形石けんを誰かと一緒に使ったり、ハンドソープのポンプを複数の人が押すなどすると感染リスクが上がります。ハンカチなどの手拭きも同じことで、今は家族以外の人と共有することは控えたほうが良さそうです。

 

 

 

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