女性ってお喋りな人が多いですよね。
もちろん男性でもお喋りな人はいるけれど、
女性のほうがより多いのではないでしょうか。
もうずいぶん前のことですが、小学校の教員をされている方が
興味深いお話をしてくださったことがあります。
ある時、言語中枢の反応を調べる機械で、低学年の子供たちの
言語反応をテストしてみたことがあるそうなのです。
そうしたら、言語に対する反応が男女ではかなり違った結果が出て、
ほとんどの女子は言語に対する反応がとても早く、
男子の大半は女子よりも言語反応が遅いという結果が出たと。
それってどういうことなんですか？ と伺うと、
「女の子は言語に対する発達が早くから始まる傾向があり、
男の子はそれに比べるともうちょっとのんびりしている傾向なのです。
結果的にはどこかの地点で男の子の言語発達も追いついてくるようですが、
子供の時期は女の子の方がより早い段階から言語に対する反応が
育っていく傾向が強いようです。
このことで感じたのは、よく女の子はお喋りだと言われますが、
お喋りだというよりも、お話しが上手なのだということ。
でも、まだうまく言葉にできない男の子にもその子なりの別の表現や
成長もありますし、逆にそこが可愛かったりもするわけです。
まだ幼い年齢ですし、それほど大きな開きでもないので
能力差というよりは、男女の性質の差なのかなと思いますね」
なるほど～と妙に納得。
お喋りは女性の性。
カフェやランチでお喋りに盛り上がる女性グループを
よく見かけますよね。
でも昼間にシラフであんなにお喋りする男性グループって、
やっぱり滅多にないんじゃないかと。。。
女性たちのお喋りは無意識にもストレス解消になっていたり、
気分を上げることってありますよね。
きっといい感じのお喋りには
心の栄養がたっぷりなのです。
しかし昨今は働く女性が急増し、
人によってはのんびりお喋りする時間もあまりないかもしれません。
これが続くと女性の場合、ちょっとキツクなってくるかも。
では、もし、たわいないお喋りの機会がまるでなくなると
どうなるのでしょうか。
以前、ある女性が仕事のために半年以上海外に滞在しなければ
ならなくなり、何カ月も誰とも話す機会がなくて
孤独感とストレスで潰れそうになったそうです。
このままでは自分を保てなくなると感じ、
その女性は鏡の中の自分に話かけることでなんとか乗り切った
という話があります。
まったくお喋りをしないと、
心の循環が滞るのかなと感じます。
心の中のものを言葉にして
出すということは、
単にコミュニケーションの
ためだけではないということですね。
男性でもずっと誰とも言葉を交わすことがないのは
もちろん辛いと思います。
ましてや幼い頃からお喋りで、日常のあれこれで良くも悪くも
なにかとペラペラと喋る女性の性を考えると、
それがどんなにヘビィなことかと。
しかし、今はメールなどがあるので、
実際に言葉を発することがなくても余程のことがない限り
誰かとなんらかのコミュニケーションを取ることができるので
そこまで追いつめられることは少ないのかもしれません。
でもね。
メールとお喋りはちょっと違っていて、
実際に言葉を発することは
その言葉と共に相応のエネルギーが発せられ
それがその時にマッチしていれば
感情はもちろん、身体感覚さえも
瞬時にアップすることだって可能な
パワーがありますよね。
だからお喋りの内容や、
お喋りする相手が誰なのかは大切。
人生いろいろあるけど、いいお喋りタイムを共有できる
家族や友人を持つということは幸いなことなのです。
もし愚痴や悪口を言う時は、ほどほどに～。
それ相応のエネルギーが発せられますよ、自分に。
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