昨日の続きで薬膳セミナー&薬膳料理会シェアです。
さあ、いよいよ薬膳のお披露目ですよー(^0^)
健康効果の解説つきでーす。
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スターターは「酔八仙 春の冷菜盛り合わせ」!
エディブルフラワーもあしらわれた春の華やぎを感じさせるお皿。
様々な旬の食材に、四川をメインに伝統的な中国料理の味つけが施されています。
では、一品ずつご紹介していきましょう。
大きな蛤はちょっとピリッとくる旨みの深い麻辣ソースで。
このソース、抜群でした(^~^)
蛤は身体の毒素排出を促し、潤いを与えます。
蛤にもたれかかっているのは、独活(ウド)の梅ソース。
みずみずしくて、しゃくっとしたウドは血行を良くする効果があります。
梅肉ソースの酸味も潤いをもたらします。
ウドの奥に見える青じその上に盛り付けられているのは生湯葉の中国醤油。
ふわとろっとした食感の生湯葉はほのかに甘くて優しいお味。
中国醤油の濃いめの味がアクセントになっています。
生湯葉は身体を潤し、消化吸収を助けます。
いちばん奥のイエロープチトマトの横にあるのは花豆の凝り。
山梨県須玉町の特産品花豆を使ったもので、甘味はなく、
豆本来の味を生かした素朴なお味。豆の風味を楽しめます。
大きな花豆を凝りにして切り口を見せているところにも
シェフのセンスを感じますね。
右はじのグリーンはタラの芽の四川胡麻ソース。
皮膚に潤いを与える美肌効果もあるタラの芽は、
ちょっと香ばしいような木の芽独特の甘みと苦味で
春の訪れを満喫させてくれました。
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2品目は「菜の花と海老の炒め」。
春の花、菜の花は独特なほろ苦さがあり、
肝機能と免疫力を高める効果があります。
また、肌トラブルの解消や貧血予防効果も期待できます。
菜の花ってスーパーフードですね!
海老は身体を温め、血行や氣の巡りを促し、
スタミナをつけます。
そして海老の赤い色素は強い抗酸化作用があり、
悪玉コレステロールを防ぎます。
海老はコレステロール値を上げると言いますが、
実は悪玉コレステロールを防ぐということが最近わかってきたそうです。
特に海老の殻が良いらしく、殻ごと食べられる柔らかい海老など良さそうですね。
海老に関しては諸説ありますが、個人的にはエビフライの衣やタルタルソースの
コレステロール値が高く、もしや海老はその巻き添え(?)をくってしまった
のでは!? と。
コレステロール値を気にする人々の間でのみですが、
もしかすると評判を落としたり、または無念の中で避けられたのではないか・・・
と思ったりすると残念ですね。
焼いたり、炒めたり、蒸したりすればむしろコレステロール値を下げる
可能性があるかもしれないのに。。。
この海老と菜の花の炒めは、軽やかな塩味。
塩味と旨みがあって、素材の味もきちんと感じられる美味しい一品でしたよ。
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3品目は、白木耳と鶏肉の蒸しスープ 紅花の香り。
白いスープに赤い紅花が咲くお洒落な一品。
白木耳は漢方では不老長寿の薬とも言われるほど
珍重されているそうで、優れた滋養強壮効果を持ち、
肺や肌、粘膜に潤いを与える超美容食。
これにコラーゲンたっぷりの血と氣を養う鶏肉と、
髪や肌を潤し、骨の老化を防止する鶏皮がタッグを組んでin!
いつお会いしてもお肌ツヤツヤプルプルで、お美しい料理研究家の冬木さんが
「この冬も白木耳をどれほどいただいて助けられていることか・・・」
とおっしゃっているのを聴いて納得!(^~^)
このスープ、白木耳はプルプルコリコリとした食感で、
鶏肉の塩味と一緒にいただけるさっぱりだけど味わい深いものでした。
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4品目は「春キャベツと百合根の四川成都式回鍋肉」。
百合根ラブな私が楽しみにしていた一皿。
この回鍋肉は中国の成都式で、味噌や豆板醤は使わずに、
豚肉の旨みに辛味と香りをつけた調理法で作られています。
春キャベツは甘味を生かすためにあえて味つけはせず、
豚肉と一緒にいただきます。
ここにほくしゃきっとした百合根が華を添えてましたー(^。^0)
春キャベツは胃と腎の働きを活性化し、消化力を上げて
身体全体の気力を高めるそう。
すごいね、春キャベツw(⦿0⦿)w
百合根は肺や器官を潤して不足した体液を養う
働きがあります。
咳止めや喉の渇きを改善して、肌に潤いを与えると、
こちらもなかなかのスーパーフードぶりです。
この味噌や豆板醤を使わない回鍋肉は、軽めで洗練された印象♡
美味しかったですー。
お肉がとても柔らかくて美味しいと秘訣をシェフに質問した方があり、
一度スープで煮てから炒めるという調理法を伺うこともできました。
お肉っていきなり炒めると硬くなりがちですが、中華料理の炒めた肉は
煮てから使っているものも多いようです。
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5品目は、ハト麦のあんかけ 十六穀おこげ。
解毒作用があり、肌荒れやシミ、そばかすへの
効果も期待できるハト麦と、
もちあわ、黒米、黒豆、アマランサス、キヌア、発芽玄米、たかきび、小豆、
黒胡麻、白胡麻、もちきび、大麦、赤米、ひえ、ハト麦、トウモロコシの十六穀を
四川の代表料理であるサクサクのおこげにした〆のごはんもの。
これがまた美味しかったのです♪♪♪
雑穀好きな私にはド・ストライクな一品で、サクサクの軽い食感と、
ハト麦や雑穀の香ばしさ、トロッと温かいあんかけでちょっと柔らかくなって
馴染んだお味もまた良い!
シェフも初めての試みだったそうですが、雑穀おこげ最高ー(^0^)V
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6品目のデザートは、三宅島産明日葉とリンゴのデザート。
真っ赤なリンゴの皮がトッピングされたこのデザートは、
1日1つ食べると「医者いらず」というリンゴと、
様々な薬効を持つ明日葉のマリアージュ。
明日葉は抗酸化作用が強く、免疫力を高め、がん予防、
肥満防止、美肌効果があるというこれまたスーパーフード。
これにすり下ろすことで酵素量が格段にアップし、
免疫力も高めるすりリンゴを合わせることで、
より一層がん予防効果を発揮するそうです。
さらさらっとした涼やかな食感で、ほんのり甘く、リンゴの香りがする
素敵なデザートでした。
このお料理は薬膳会の為にシェフが特別メニューとして考案したものなので、
今回限りでもういただくことができないのは残念(T0T)
幻かー!
伝統中華料理をしっかりと修行された高橋シェフのお料理は、
創造性も高く、細やかなところまで気が配られたとても美味しいですよー。
ご興味のある方は調布アーバンホテルの「酔八仙」へお出掛けください。
隠れた名店だと思いますよ。京王線 飛田給駅から割と近いですし(^0^)V
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