薬膳で美味しく免疫力UP! その1.

 

今日は年に何度かの薬膳セミナー&薬膳料理会へ出掛けて来ました。

 

 

 

このイベントは料理研究家の冬木れいさんがプロデュースし、

 

 

 

漢方薬局と四川料理が得意なシェフがコラボして作る、

 

 

 

ちょっとユニークな薬膳料理が魅力です。

 

 

 

 

 

毎回テーマがあるのですが、今回は風邪予防のための免疫力UP

 

 

 

東西薬局という漢方薬局のスタッフが中医学の視点から

 

 

 

免疫力を上げるための食事や生活習慣などについて

 

 

 

レクチャーしてくださいました。

 

 

 

 

 

中医学はアーユルヴェーダとの共通点も多く、生活習慣や食事によって健康管理を

 

 

 

行うことができる自然医学なので、すぐに役立てることができて、

 

 

 

効果の実感が高い情報が多いですよ。

 

 

 

 

 

というわけで、今日は冬の免疫力UPについてシェアしつつ、

 

 

 

 

私的解説を語らせていただきます。

 

 

 

 

 

さて、冬に免疫力を高める中医学の養生法は・・・

 

 

 

身体を冷やさないようにすること。

 

 

 

特に腰から下は冷やさないようにすることが

 

 

 

大切だそうです。

 

 

 

これは、各所で言われていることなのでご存知と思います。

 

 

 

アーユルヴェーダでも油断をして不用意に身体を冷やすことが身体を弱める

 

 

 

きっかけになることもあると考えますから同じですね。

 

 

 

 

 

最近のように日々刻々と寒暖の差が激しいと、

 

 

 

朝に家を出る時にはちょうど良かった服装が、

 

 

 

夕方にはとんでもない薄着となってしまうことは珍しくありません。

 

 

 

暖冬とは言ってもやはり冬ですから、夕方に備えておくことはお忘れなく!

 

 

 

ちなみに私は、暖かい日にはそれなりの薄着となりますが、

 

 

 

冬の三種の神器と呼び、欠かさず身に着ける、

 

 

または持参しているものがあります。

 

 

 

1つめの神器はシルクのロング腹巻。

 

 

 

これは暑い時は2枚折りにしてお腹まわりだけに使い、

 

 

 

寒くなったら伸ばしてチューブトップのようにします。

 

 

 

こうすると1枚下着をプラスしたような温かさになり、

 

 

 

そうそう寒さに震えることはありません。

 

 

 

お腹を温かく保つことは体温を下げにくくしますよ。

 

 

 

 

 

2つめの神器は短めのレッグウォーマー。

 

 

 

絹の五本指靴下などもいいのですが、私が温めポイントとして

 

 

 

こだわっているのは足首から脛にかけてです。

 

 

 

たとえば五本指靴下を履いても、足首があまり隠れない短いタイプのものだと、

 

 

 

パンツのすき間から冷えが入ります。

 

 

 

冷えを防ぐには「足」よりも「脛」を温かく保つことのほうが

 

 

 

ダンゼン効果が高いと感じます。

 

 

 

これにはいろいろアーユルヴェーダ的な説明もできますが、

 

 

 

今日の薬膳セミナーのシェアから話がそれそうなので説明は控えます。

 

 

 

とにかくこのポイントは特に女性の冷えには重要です。

 

 

 

 

 

短めのレッグウォーマーは、冬はパンツの下に隠れるか、ブーツの中に隠れるので

 

 

 

人目には触れません(^0^)V 今、言っちゃってるけど。

 

 

 

 

3つめの神器はマスク。

 

 

 

 

帽子もだいたい被っていますが、それよりも効くのがマスクです。

 

 

 

鼻の温かさと湿度が保たれると、免疫力も守られます。

 

 

 

鼻は身体の末端の一つで、血流が届きずらい部位であり、

 

 

 

また、鼻炎やアレルギーを起こしやすい人は鼻が冷えやすいそうです。

 

 

 

 

 

鼻炎やアレルギーを起こしやすいというのは免疫力が低いということで、

 

 

 

冷えることで悪化するのですから、逆説的にマスクで温めるということは

 

 

 

思いのほか効果があるとも言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ちなみに鼻が大きい人は鼻の機能も強く、冷えにも強いらしいのですが、

 

 

 

日本人は一般的に鼻が小さめなので、冷えやすい傾向にあるそうです。

 

 

 

 

これら3種の神器などと大袈裟に言いましたが、甘く見ないでください。

 

 

 

実際この3つのポイントを温かく保つと本当に冷えません。

 

 

 

ロング腹巻、ミニ レッグウォーマー、マスクはどれもかさばらず、

 

 

 

最初から身につけていても覆う面積が非常に小さいので、

 

 

 

暑くなり過ぎることも少なく、

 

 

 

着脱もらく。

 

 

 

そして、冬将軍が襲ってきた時には

 

 

 

しっかり寒さからプロテクトしてくれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

で、ここでまた今日の「冬に免疫力を高める養生法」レクチャー シェアに

 

 

 

話を戻します。

 

 

 

 

二つ目は、肺を乾燥から守るということ。

 

 

 

 

 

中医学では、肺を呼吸器全般や、外から侵入しようとするウイルスなどから

 

 

 

身体を守るバリア機能を発揮するとされています。

 

 

 

 

こうした働きをする肺は、乾燥に弱いという特徴があるそうで、

 

 

 

身体の潤いが不足してくると肺機能が低下して、

風邪をひきやすくなるそうです。

 

 

 

 

 

これをアーユルヴェーダ的に考えますと、風邪はヴァータ。

 

 

 

ヴァータには乾燥の質があります。

 

 

 

そして、ヴァータの質が身体に増え過ぎると体力が落ちて

 

 

 

身体が弱るともされています。

 

 

 

ちなみに肺はヴァータの臓器とされています。

 

 

 

これも中医学と似てますね。

 

 

 

乾燥が増え過ぎることは身体の体力を奪い、免疫力を落とす可能性大。

 

 

 

ヴァータの質は、女性の場合40歳くらいから増えてくる傾向にあり、

 

 

 

男性でも70歳以降はかなり増えると言います。

 

 

 

年をとってから肺炎になると命にかかわってくると言うのは、

 

 

 

身体にヴァータの質が増えてくることが原因の一つと言えそうですね。

 

 

 

 

 

これらをまとめると、

 

 

 

年齢を重ねるにつれ、身体を不用意に冷やさないこと、

 

 

 

温かく保つこと、

 

 

 

身体の潤いを保つ食事を心掛けたり、

 

 

 

マスクなどで潤いを保つことが

 

 

 

肝心となります。

 

 

 

こうしたちょっとした注意が、時には大きく運命を分けることもあるでしょう。

 

 

 

さらに付け加えると、先日のブログで紹介したオイルプリングも

 

 

 

身体の潤いを保つ有効な方法ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

3つ目の「冬に免疫力を高める養生法」レクチャー シェアは、

 

 

 

消化器系を整えること。

 

 

 

 

 

疫細胞の6~7割は腸管で作られ、消化器に機能低下によって

 

 

 

免疫力もダウンするとそうです。

 

 

 

暴飲暴食を控え、お腹を冷やさないように

 

 

 

というアドバイスでした。

 

 

 

 

 

これと同じような解釈をホメオパシーの世界でもしていて、

 

 

 

花粉症対策に「腸サポート」というレメディがあります。

 

 

 

これを飲んで腸を整えるだけで花粉症が治まる場合ありますよ。

 

 

 

 

 

ちなみに腸は第二の脳とも言われ、プリミティヴな感情、例えば怖れなどに

 

 

 

直結していると言います。

 

 

 

 

 

腸は栄養を吸収し、毒性のあるものを排泄させる仕分け人。

 

 

 

感情による身体の反応や、実際に毒性を帯びた食事など、

 

 

 

身体を害する危険性をもつものを判断する重要なポジションを担っているのです。

 

 

 

 

 

例えば、花粉を毒性と判断すれば腸は生命維持のために、

 

 

 

どんどん排出を促して身体を守ろうとします。

 

 

 

ところが、花粉症は発症期間が約1カ月~3カ月と長く、過剰反応などによる

 

 

 

過度な排出作用が続くと身体は疲労して身体の機能がダウンしてしまいます。

 

 

 

こうして免疫力も落ちる負の連鎖が起こってしまうこともあります。

 

 

 

で、そんな腸の勘違いを訂正して、過剰排出をバランシングするような効果が

 

 

 

レメディの腸サポートにはあるのかなと思います(私個人の解釈)。

 

 

 

 

 

これをアーユルヴェーダ的に解釈すると、消化力が落ちることで

 

 

 

消化しきれなかったものが不要物として身体にたまり、

 

 

 

それがジンマシンや湿疹などとして出るとなります。

 

 

 

食品によるアレルギーはどんなものも消化力を上げることで改善できると

 

 

 

インドのアーユルヴェーダ ドクターは言っていました。

 

 

 

これも消化器を整えることで免疫力が上がるという言葉に当てはめられそうです。

 

 

 

 

 

 

 

4つめの「冬に免疫力を高める養生法」レクチャー シェアは、

 

 

 

睡眠をしっかりとるです。

 

 

 

 

 

睡眠をしっかりとって体力を蓄え、免疫力をキープしましょうということでした。

 

 

 

現代医学でも、免疫細胞の活動は睡眠時に促進されるとのことでした。

 

 

 

 

 

これはアーユルヴェーダのみならず、どんな医学でも同じこと言いますね。

 

 

 

 

 

ちなみにアーユルヴェーダでは適切な睡眠は身体に滋養を得ることができると

 

 

 

言いますから、体力を保ち、良い免疫力を持つことができるということです。

 

 

 

 

 

 

 

次のブログでは、薬膳にも用いた免疫力をUPする食材についてシェアします。

 

 

 

今日はこれにて(^0^)

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