手で背中を洗う

 

毎日身体のために運動すると良い――。

 

 

 

わかっているけど、3日坊主で終わってしまうことってありますよね。

 

 

 

かつて私は3日坊主ならぬ1日坊主でした(>0<)

 

 

 

日々の仕事に追われて、身体には適度な運動が必要とわかっちゃいるけど

 

 

 

なんにもしない、そんな27歳の頃。

 

 

 

毎日14時間以上、ワープロやなんやら机に向かう日々をひたすら送って、

 

 

 

休日は眠る、食事に出かける、コンサートや旅行に行くなどばかりで、

 

 

 

身体の健康について考えることはありませんでした。

 

 

 

ひどく疲れても若かったので、週末眠れば復活していたのです。

 

 

 

 

 

ある時、肩がとても痛くなっていることに気づきました。

 

 

 

デスクに向かっているとどうしても前かがみで同じ姿勢の連続となります。

 

 

 

肩こりがキツイとは思っていましたが、それもあまり気にしていなかったのです。

 

 

 

 

 

ところが、その日はいつもと肩の痛さの種類がちょっと違っているようでした。

 

 

 

ただの肩こりではない痛みです。

 

 

 

あれ? と思って肩を回してみようとして気づきました。

 

 

 

なんと27歳にして私の腕は両方とも上に上げるはおろか、

 

 

 

身体から40センチくらいしか離せない状態になっていたのです。

 

 

 

それ以上は肩と腕が痛くて痛くて上がりません。

 

 

 

まるでペンギンのように両腕を広げて立つのが限界でした。

 

 これにはさすがに焦りました。

 

 

 

身体のことを無視し過ぎたのです。

 

 

 

 

 

どうしようかと考えて、

 

 

 

とにかく少しずつ毎日できる範囲で腕を動かして可動領域を

 

 

 

取り戻していくことにしました。

 

 

 

確か2週間で徐々に腕が真っ直ぐ上に上がるまで戻し、

 

 

 

それからまた2週間くらいかけて以前のように背中で握手ができるところまで

 

 

 

快復しました。

 

 

 

若かったのでこのくらいのペースで戻せたのだと当時も思ったものです。

 

 

 

 

 

そして、背中で握手ができる状態になると、身体はとても快適になり、

 

 

 

この時、始めて自分にとっての健康の目安を一つみつけたように思ったのでした。

 

 

 

 

 

27歳でこんなふうになってしまうなんて・・・。

 

 

 

これから先気をつけないととんでもないことになってしまうなぁと、

 

 

 

初めて真剣に健康について考え始めました。

 

 

 

 

 

デスクワークで固まった身体を毎日ほぐすヨガやストレッチをしたほうが良い

 

 

 

ということはわかっていました。

 

 

 

でも、当時の自分に毎日それだけの時間を持てる自信はありません。

 

 

 

かと言って放っておけばまた同じことになるのは明々白々。

 

 

 

毎日無理なく、当たり前に続けられる方法でなければ1日坊主の私のこと、

 

 

 

あっという間に挫折していくに違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

そうだ! お風呂には毎日入るわけだし、

背中も毎日洗っている。

 

 

 

この背中洗いをタオルなど使わずに自分の手だけで

くまなく洗うことにしよう!

 

 

 

これなら無理なく、ほぼ自動的に一生続けられる!

 

 

と、思いついたのです。

 

 

毎日のルーティンとなっている生活習慣の動作に、

 

 

 

ストレッチ的な要素を含ませることにしたのです。

 

 

 

 

 

この背中をすみずみまでくまなく洗うストレッチは、

 

 

 

毎日自分の肩や腕、背中の柔軟性をチェックできる

 

 

 

とても良い習慣となりました。

 

 

 

日によっては背中で握手ができないこともあり、

 

 

 

そんな時は数日集中的にストレッチをしたりします。

 

 

 

 

 

それを続けて今日に至りますが、

 

 

 

両手で背中を洗うことは身に沁みついた習慣なので

 

 

 

なんの苦もなく、いまだに握手まではできなくても

 

 

 

背中で両手が届く状態はキープされています。

 

 

 

 

 

1日坊主で、特別な努力はできない、したくない

 

 

 

という自分に合わせたこの方法は、

 

 

 

コツコツ継続することを簡単に実現させてくれました。

 

 

 

 

 

こうした小さくても達成があると、人は達成慣れするのか、

 

 

 

 

もう少し難易度が高い継続事もこなせるようになっていくようですよ。

 

 

 

 

 

今では健康のための毎日のルーティンがいくつかあります。

 

 

 

でも、やはり1日坊主の血が流れているので、

 

 

 

なんでもすぐに継続できるわけではありません。

 

 

 

 

 

限られた1日の時間の中に組み込むのですから、

 

 

 

効果の実感が高く、

 

 

 

長期継続することによるさらなる効果の期待が持てるもの、

 

 

 

続けやすさ、

 

 

 

身体のみならず、脳や心に効果の期待が持てるもの、

 

 

 

ということが腑に落ちたものを厳選します。

 

 

 

これは! と自分に響いたものだからこそ続けられるってことがベースですよね。

 

 

 

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