今日は風邪予防や、風邪をひいたときの喉のケアに役立つ
ごま油のうがいをご紹介します。
冬の冷たくて乾燥した空気や、エアコンは喉を乾かせて、
炎症を起こす原因になったりします。
喉の粘膜が弱ると風邪菌などにも抵抗力が弱まって風邪をひきやすい状態に。
風邪は身体のデトックスだけど、うかつにはひきたくないですよね。しんどいし。
で、今日はとてもお手軽で、効果的な冬の風邪予防にもなる
ごま油のうがいについてお話しします。
ところで今、巷ではエクストラ ヴァージン ココナッツオイルの
オイルプリングなどが話題になっていますね。
ココナッツオイルは香りもいいし、割と抵抗少なくうがいにチャレンジできて、
効果も様々あって人気です。
それに比べるとごま油のオイルプリングには抵抗感を示す方も多いようで。。。
でも、実際にうがいしてみるとそれほど不快感のあるものではないですよ。
個人的な実感ではありますが。
そう言えば、数年前、ごま油のうがいの素晴らしさを知ってほしくて講座に
熱処理したごま油を持参して、参加者の方々に実際にうがいを
お試ししていただいたことがありました。
ごま油を口に含んでブクブクもごもごゴロゴロと5分くらいうがいをして、
ティッシュを数枚入れた袋に吐き出すと説明をしたのですが、
これには最初ドン引きされました(笑)
当時オイルプリングなんてほとんど知る人もなくて、
今でさえ抵抗感を示す方の多いごま油でうがいなんてことは
とても無理(>0<)って感じで皆さん一瞬フリーズ。
そして、ちょっと後ずさりする皆さまの姿が忘れられません(笑)
でも、だからこそごま油を持参したのです。
「今、ここでお試ししなかったら、多分一生ごま油のうがいに
トライする機会はないですよ、もしかしたらとても役立つ健康法との
出会いなのかもしれないのに」と説得してみました(笑)
すると、意を決したように
そうまで言うならやってみますと決意してくださいました。
その頃よく思っていたのは、いくら講座で効果的な健康法だとご紹介しても、
皆さんきっと不慣れなごま油の熱処理に踏み出すには
ちょっとしたやる気が必要でしょうし、
実際にうがいを試すところまでいける人は
100人に一人くらいの確率なんだろうなと。
でも目の前に熱処理済みのごま油があればやってみようと思えるかも、
と、思い切った行動に出たのでした。
そして、5分間のごま油のオイルプリングを終えての皆さんの感想は・・・
全員揃って第一声は
「こんなに不快じゃないなんて驚き!」
でした(笑)
(マイナスからのスタートならではの返し~)
そして、
「意外と口の中が心地良いことにさらに驚いた」とも皆さんおっしゃって
目を丸くされていましたよ(◎0◎)V
一体どれだけ気持悪くなることを覚悟してお付き合いしてくださったことか(笑)
こんなにもドン引きされながら
果敢にもごま油のうがいを
お薦めしたのには理由があります。
それは、
当時の私がごま油のうがいのすごさに日々感動していたからです。
だって毎日のようにごま油でうがいしていたら、体調がいいし、
いつも通り歯の磨きのままで
もっと歯がきれいになったし、
喉の調子が良くて快適だし、
2週間続けていたらいつの間にか顔がリフトアップ
していたんですもの!
世間ではちょうどオーラルケアの意識が高まってきてはいたけど、
心地よく、かつ、効果を実感できるものには出会えてなくて、
だのにごま油のうがいはオーラルケア効果もすごいし、
さらに+αまですごかったのです。
オイルプリングは20分行うと顔の筋肉を使って法令線が消えるなど、
言われていますが、
当時から私は1回長くても10分、
だいたい毎日2分~5分を目安に行っていました。
そのくらいで十分なのです。
ポイントは、オイルプリングの後すぐに水などでうがいをせずに、
オイルを吐きだしたら、
そのまま20分以上口の中をキープすること。
そうすると、その口内についたオイルが粘膜から吸収されて
20分間ブクブクせずとも効果を得られるのです。
お口のすっきり感を求めて塩水などでうがいする方もいますが、
そのままのほうがオトク。
もちろん、その間は飲食も控えてくださいね。
ちなみに私はずーっとうがいはせずにいます。
そのまま放置しておくと口の中に残ったごま油は自然と吸収されて
その必要はなくなるからです。
もちろん、うがいエクササイズもできるなら、さらにいいと思いますが、
毎日20分オイルを口に入れたままブクブクし続けるのがしんどいなら
パスしちゃっていいのです。
ごま油のオイルプリングは、
続けて1週間~2週間くらい行うと、
肌にハリが出てきたり、
喉の調子がよくなったり、
口の中、歯がきれいになったり、
口臭が消えたり、体調がよくなったりと、
なんらかの効果を実感する方も多いと思います。
歯の健康のためにはオイルが歯間も通るようにうがいしましょう。
これを毎日のルーティンにするのもいいですが、
おススメは、時々2週間~3週間単位で行うことです。
そう言えば、というくらいの間隔で十分。
もし不調を感じて、オイルプリングが有効だと感じるなら
しばらくフォーカスしてみてもいいし。
でも、感じることをしないでマニュアル的に毎日行うことはおススメしません。
なんでもそうですが、自分の身体の声を聴かずに頭だけで判断したことを
長く続けることは危険を孕みますからご注意を。
で、ずいぶん脱線しましたが、
本題の冬の風邪に効くオイルプリングについて話を戻します。
ココナッツオイルではなく、ごま油のオイルプリングが効くというのには
いくつか理由があります。
ごま油には熱の性質があり、
身体を温める効果があります。
冬の風邪は基本的に温めることで快復しますから、
熱の質を持ったごま油が適しているのです。
ちなみにココナッツオイルは逆でクールダウンする作用がありますから、
風邪をひいたときなどは控えたほうがいいでしょう。
また、ごま油には身体に滋養を与えて、
うるおす作用、
デトックス効果も期待できるので
乾燥して冷えた冬の風邪にはぴったり。
乾いた喉の粘膜を保護して、うるおいを与え、殺菌作用を発揮します。
ちなみに、ごま油は熱の質が強いので
更年期のホットフラッシュなど
熱の症状が出ている人は
通常ごま油を使うと悪化の原因となる
ことがありますが、
うがいだけはOKとされています。
ただし過剰にはならないようにご注意を。
ここで、風邪ひきさんや、風邪予防に豆知識を一つ。
喉のためのうがいをする時は、できるだけオイルを喉の奥に届かせたいですよね。
喉の方でガラガラするときは「オー」と言いながら、
うがいすると喉の奥までオイルを落としながら呑み込まずにうがいができます。
万が一飲んでしまってもさほど問題はありませんが、
本来飲んだり
食用に使うべきものではありませんから、
トリートメント オイルとして捉えてください。
ごま油で喉にうるおいを与え、温めると冬の間、風邪予防になりますから
一度トライしてみてはいかがでしょうか?
最後に、ごま油の選び方、熱処理についてご紹介します。
ごま油は白いタイプのものを選びます。
通常お料理で使うブラウンのごま油は焙煎したものを搾油していますが、
アーユルヴェーダで使うボディ用のごま油は、
生のまま搾油された
白いごま油を用います。
一般的に「太白胡麻油」というものが入手しやすいでしょう。
←我が家では揚げ物用の小鍋を使用。
普通の鍋でもOKです。
これを鍋で100度まで熱して、自然に冷まして常温になったものを2カ月以内に
そのままか、または湯せんして使います。
ごま油を熱することをキュアリングと言い、温度は諸説ありますが、
100度に熱することをお薦めします。
加熱する時は必ず
調理用温度計を
鍋に入れて、
できるだけ厳密に熱処理を行いましょう。
生で搾油されたごま油は、100度に加熱されることで、
適度な熱の質を保持する性質が加わりますが、加熱が90度代では完全ではなく、
また加熱が過剰になるとごま油の質のバランスが崩れてしまうので、
106度を限度に熱処理をすることを
目安にすると安心です。
油は強火で温めていくと85度くらいから温度が急上昇することがあり、
もし、106度を超えてしまったら、
そのごま油は廃棄することを
強くお薦めします。
えー、そんなに厳密にーという声も聞こえてきそうですが、
安心してください。簡単ですよ。
ちょっと時間がかかりますが、
最初から最後まで中火の弱火でじっくりと温度を上げていくのです。
こうすると温度が急上昇することもなく、
よりハイクオリティなキュアリングができます。
←100度に加熱したごま油は自然に
冷ましてから容器に戻すなどして
保存します。加熱処理したものを
調理用と間違えないように
「熱処理済み」など書いておくと
安全です。
念の為水で絞った布巾をコンロの脇に用意しておいて、万が一温度が急上昇したら
鍋を布巾の上において冷ませるように準備するといいでしょう。
一度キュアリングをすれば、そのうち100度ぴったりで
火を止められるようになります。
96度くらいからは調理用温度計をガン見しつつ
100度で温度上昇が止まるペースで火加減を調整してくださいね。
健闘を祈ります(^0^)/
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